悠助は生後二ヶ月目に入り、おかげさまで、お乳もよくのみ、順調にお育てを頂いている。桃子も「ゆうちゃん、ゆうちゃん」と可愛がっているが、もう少し大きくなると兄弟喧嘩もするのだろう。
先日、青年たちと、「子供のころは、よく兄弟喧嘩をしたね」という話になり、祖父(初代教会長松本儀助師)のことを思い出した。
祖父はとても優しかったが、一度だけ強く叱られたことがあった。私が小1で弟が幼稚園のころだったと思う。兄弟喧嘩をして、私が弟を噛んだ時のことだ。祖父には怒られたことがなかったので私も泣いてしまった。その他にも数多くの兄弟喧嘩はしたが、覚えているのはわずかである。(弟はいろいろ覚えているらしいが…)そうやって逞しく育つのだとわかってはいても、子供の喧嘩が好きな親はいない。孫の喧嘩はなおさらだったのだろう。
大きくなってから金銭や介護の問題が絡むとますます醜い。昨今、兄弟での殺傷事件が報じられたりすると、こちらまで辛い気持ちになるが、神様や霊様も同じお気持ちなのではないか。『金光大神覚書』に神様から教祖様に「とにかく内輪きげんようにいたせい」とお知らせが記されている。
「天下太平 諸国成就 総氏子身上安全」は先ず身近な神の氏子同士から、「あいよかけよ」でいきたいと思う。