Alert!金光教麻布教会ウェブサイトを閲覧する環境が整っていません。スタイルシートを有効にしてください。

心を神に向けて祈りあい語りあいみんなが助かる信心を・金光教麻布教会にお気軽にご参拝ください

ホームへ戻る

気ままに綴るエッセイ

教会長が気ままに綴るエッセイです。
行事報告もこちらで行いますのでお楽しみに。

2008年11月04日

御礼の信心

11月3日、麻布教会開教90年生神金光大神大祭が万事おかげの中で奉行されました。

大阪教会長白神信幸先生は教話「信(まこと)一心」の中でとても素晴らしいご教示をくださいました。また天地雅楽のコンサートも好評でした。

麻布教会は平成20年の信心モットーを「御礼の信心」とさせていただきましたが、お正月にある信徒の方から「これはご修行があるかもしれませんね」と言われ、私も気になっていました。

まさにそれを象徴する事がおきました。90年祭を1ヶ月後に控えた10/2、長男・悠助が大火傷を負いました。台所カウンター上にあったコーヒーメーカーをひっくり返し、左頬、左肩、左上腕部に熱湯をかぶったのです。すぐに私が抱いて「生神金光大神様」とお唱えしながら5分ほど流水で冷やしましたが、水をかけた患部から1歳10ヶ月の柔肌がズルズルと剥けていき、ご神前で抱きかかえて御祈念をして、泣き叫ぶまま、最寄りの病院に運びました。
大きな病院ですが、「この火傷は手に負えないので、昭和大学病院へ行ってくれ」とのことで、さらに私が運転して15分、泣き叫ぶ長男と妻を乗せて車を走らせました。
昭和大病院では形成外科の女医さんが処置をしてくださり、即時入院。その日から妻も泊まり込んでの看病となりました。担当医からも、おしりから皮膚移植しなければならないかもしれないと言われ、痛みや発熱で悠助や妻も辛い修行でした。
一方、桃子と私の何とも寂しい日が続きました。毎晩、桃子、悠助と私の三人で入っていたお風呂も、川の字で4人で寝ることも、食卓を囲んでお茶碗やみそ汁をこぼしながら叱りながらの食事も、当たり前ではなかったんだと気づかされました。
そして普段、どれだけ広大無辺なおかげを受けて生活をさせていただいていたかということを痛感いたしました。
月例祭では信奉者のみなさんも勢祈念くださり、金光清治先生が教主金光様にお取次いただいてくださり、「おかげをいただきましょう」とおっしゃってくださり、たいへん心強く思わせていただき、お言葉通りに、悠助も想像以上の回復力をみせ、皮膚移植もせずに、三週間後退院し、今は通院治療をいたしております。

神様、霊様、教主金光様はじめ、多くの方々のお祈り添えをいただき、大難を小難にしていただき、おかげを蒙らせていただいたと思います。

そして同時に、麻布教会もその広大無辺なおかげの中での90年だったんだと、そこに御礼をさせていただかなければならないと思わされたのです。

白神先生からも、「麻布教会百年に向けて、信一心の信心をしていきなさい」と気持ちを引き締めていただくご教話をいただきました。
改めてこれまでの御礼を申し上げ、またここからのお祈り添えを賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。

Copyright (c) Konko Church of Azabu. All Rights Reserved. Powered by ONMIX