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気ままに綴るエッセイ

教会長が気ままに綴るエッセイです。
行事報告もこちらで行いますのでお楽しみに。

2009年03月30日

おかげの中に生かされて

3月10日未明、父が胸苦しい、嘔吐したとのことで、至急、車で厚生中央病院の救急に搬送したところ、心電図の数値がよくないので入院、カテーテル治療しますということになった。心筋梗塞だった。午後、カテーテルを行ったが、手術が必要ということがわかり、夕刻、イムス葛飾ハートセンターに救急車で移送になり、21:00緊急手術になった。心臓の閉塞している冠動脈に胸の動脈を移植するバイパス手術は4時間に及んだ。その間も、次々に心臓病の患者さんが搬送され、その家族の方々の中には常軌を逸している方もおられた。心臓外科医が次々とその手術をこなしていく様は、もちろんICUの中は見れないのだが張りつめた空気で伝わってくるものがある。手術は成功した。後から来た患者さんも一命を取り留めたようだ。昼夜の別なく次々と命を救っていく先端医療の現場のお医者様たちの素晴らしい働きには本当に敬意を持った。4日後には、厚生中央病院に戻り、一週間ほどリハビリをして退院した。少し対処が遅れていたら、手遅れだったかもしれない。昨年の息子の火傷の時もそうであったが、病気やけがの時に最初はどうなるだろうかと思うのだが、「お天道様のお照らしなさるのもおかげ、雨の降られるのもおかげである。人間はみな、おかげの中に生かされて生きている。(後略)」と『天地は語る』56の教えがある通り、あとで考えてみると全ておかげの中でのことであったと思う。 難儀なことが続くとなぜ、どうしてという気持ちになってしまいやすいのだが、広大無辺なおかげの中で生かされて生きていることに御礼を申し上げなければならないと思います。

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