九月で教会長になって十年となりました。
改めて神様、霊様、縁ある全ての方々に、数々のご迷惑、ご心配をおかけしたことにお詫び申し上げると共に、お祈り添えを頂いてきたことに感謝いたします。
そして、十年前にある総代さんから、「早く立派なお取次者になってください」と言われたことを思い出します。あの頃は、「早く立派な取次者になんてなれるわけがない…」と内心思っていましたし、今でも、まだまだです。
しかしながら、その間、多くのお祈り、お守り、おかげをいただき、具体的には申し上げられませんが、最近では少しずつ、「御取次の妙味」を感じているように思います。
なぜなら、自らも、もがき苦しみ、悩んだ事柄と、信心的にとても似た問題が、麻布教会のお結界に持ち込まれ、氏子の気持ちに共感しながら、共に神様に心を向ける稽古をさせていただいている実感を得るようになってきているからです。
もし、十年前に教会長になっていなかったとしたら、この「妙味」は四十三歳のいま、感じることができていただろうか…と思います。
神様は日々、いろいろなことを教えてくださろうとされています。その神様からのサインを見逃さず、神様に喜んでいただける信心を、これからも求めさせていただきたいと思います。