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気ままに綴るエッセイ

教会長が気ままに綴るエッセイです。
行事報告もこちらで行いますのでお楽しみに。

2011年08月23日

上を向いて歩こう  松本信吉

 大震災の後、S社が数十名の歌手や俳優らに出演を依頼して、ワンフレーズずつ「上を向いて歩こう」を歌うテレビCMを放映しました。
 日本が明日に向かって前進するために何かメッセージを届けることはできないかと考え、希望の歌のバトンリレーを行うことで少しでもたくさんの人の気持ちに絆の和を広げていくことができればというのがコンセプトだったといいます。

 3月11日、東京でも、大地震の影響でJRや私鉄などの交通機関が動かず、多くの人々が帰宅難民となり、以来、電力や水・食料の不足を心配し、余震や、原発事故による放射能汚染などの不安におびえました。
 そうした中で、「上を向いて歩こう…涙がこぼれないように…」という歌詞に共感し、癒され、勇気づけられながら、様々な形で被災地支援をした人は多かったのではないかと思うのです。

 都連の所属する首都圏フォーラムでも、翌日から、地震等災害支援ボランティア機構として、義援金を募り、支援物資、ボランティア派遣を行いました。
 義援金で購入された軽トラックやスコップ、一輪車、高圧洗浄機は大活躍し、物資はボランティアセンターを通して被災者に配布され、ボランティアは、瓦礫や家屋の片付け、泥かきから、写真洗浄に至るまで多様な活動で被災した人々の力となりました。そして、同時にこれらのことを通して、直接的にも間接的にも首都圏信奉者が神心を発揚する機会になったと思います。

私も4月初めに、被災地に立って御霊様のたちゆきを御祈念させていただきましたが、亡くなった御霊様方も、被災者も共に、復興に向けてがんばっておられることを感じました。思えば、先の大戦で亡くなられた三百万人とも言われる犠牲者の御霊様のお力もあって、戦後の日本はあのように再興したのだと思います。

 戦後、本教信奉者が、三代金光様の「全教一新、全教一家」のお言葉に奮い立ったように、このたび首都圏フォーラムで作成された「東日本大震災復興祈願詞」を奉唱して「便利で快適な生活ばかりを追求するあり方を見直し 天地の道理に基づく生き方を改めて求め 人が人を助けるのが人間とのみ教えのままに 神を世に現していくことができますように」と、私たちは、心新たに、難をみかげにと祈り、それぞれが素晴らしい神心を頂いていることを御礼を申し、手と手をとりあって、明日に向かって前進していけば、神様はきっと喜んでくださると思います。

みなさん、これからも、共に、上を向いて歩いていきましょう!

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