子供達の夏休み終盤、「コスモプラネタリウム渋谷」でプラネタリウム番組「エターナル リターン-いのちを継ぐもの」を見た。
ビックバンから、宇宙、地球ができていく経過、生命の発生までをわかりやすく語っている。
宇宙のはじまりは水素、ヘリウム、リチウムの三種類の元素しかなかったが、それらの元素がぶつかり合って、分子が生まれ、恒星、惑星ができあがっていく。
やがて太陽系、原始地球が生まれ、地球がいまの状態になっていく時に、突如、別の煮えたぎった天体が地球に激突し、マントルも炎を上げ、吹き飛ばされた地球の表面は宇宙に漂い始め、月ができていく。
そして月の距離と絶妙な引力のかねあいの中で、地球に水ができ、生物が生まれる。
私は、これを見て、まさに「天地の道理」を思った。
人間の身体も新たな細胞が日々生まれ変わっていき、人間関係も様々な出会いによって、生活が変化していく、人は結婚し、子供を産み、新しい生命がつながっていく。
地球がぶつかって、月ができたように、人もいろいろな人や、物事と出会い展開していく。
惑星も、人間も永久ということはない。どこかで生まれ変わっていく。
生と死が繰り返されて鎖のように繋がっていくことこそ天地の道理。
私たちの日常も変化を恐れず、日々かかわる大小の物事が生まれ変わっていくことを享受していけば、教祖・生神金光大神様が伝えようとした、天地の道理、信心の神髄に近づけるような気がする。