2月14日、大新の鈴木悦子さんが81歳で亡くなった。
元気なときには、毎朝、家族で麻布教会に参拝し、やわらぎ会などにも参加し、いつもほがらかに笑っておられた。
9年前から認知症を患い、5年前からはグループホームに入所して、毎週末家族はホームへ通っておられた。ホームでもお世話になる皆さんに朗らかに御礼を言っておられたらしく、葬儀にはヘルパーさんたちの筆による悦子さんへの感謝状も供えられていた。
告別式では、3人の孫娘たちが御礼の手紙を読んだ。「お風呂から上がったときいつも体を拭いてくれてありがとう」「お母さんがお店に出ているときはいつもおばあちゃんに面倒をみてもらいました」など、涙ながらに語り、最期のお顔は孫3人がきれいにお化粧していた。
『天地は語る』59には「みな、神の分け御霊を授けてもらい、肉体を与えてもらって、この世へ生まれて来ているのである。そうしてみれば、この世を去るのに苦痛難儀をするのは、人間の心からのことである。神様からお授けくださった体がこの世を去る時、痛いかゆいがないよう、ただ年病みのゆえというように長生きをし、孫子まで見て、安心して死ぬのが、神の分け御霊をいただいている者のすることである。金光大神の教えを守れば、末を楽しみ、安心してこの世を去ることができるから、若い時に信心して元気に働いておいて、そのようなおかげを受けるがよい。」とある。
甘い物が大好きだった悦子さんの棺には参列者によってお花と共にチョコレートが入れられた。骨揚げのときには、甘い香りがしたという。
悦子さんの一生は『天地は語る』59のみ教えを実践された幸せな生涯だったと思う。
御霊様とご遺族のたちゆきをお祈りいたします。