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初代の教え

「慌てる時の信心」

信心は生き物で、成長しなければならない。特に慌てる時の信心が大切であると説いてある。

雨なぞ降りますと、とかく人は慌てまして、びっくりします。どんなになるのかしら?えらい風が吹いてきたなと考えます。それぐらいのことはなんでもないのですが、二代金光様は「慌てる時の信心が、大事だ」とおっしゃいました。慌てる時に慌ててしまっては、常の信心が何になるか、元に戻ってしまう。それじゃ、おかげはこうむれない。「慌てる時がおかげを頂く時じゃ」とおっしゃっておられる。

いつまでも子供のような信心ではならん。信心は成長していかねばならん。信心は生きものなんですね。ただ自分が心でしておるということではなく、そのうしろには神様がひかえておられる。神様と自分との間の心の交流でありますからね。これは、自分一人勝手のものじゃあないので、やめとこうとか、嫌になったとかいうことでは神様の方へご無礼を申し上げることになる。


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