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初代の教え

「徳と難儀の戦い」

どうしたら徳を得られるか、徳を頂く時の心持ちについて、
関東大震災 という難儀の経験から、次のように語ってある。

九月一日は、大震災の記念日になります。我々は、おかげをこうむらせて頂いて、それを凌ぎ記念日とさせて頂いたのであります。凌ぐということは、すなわちそれだけの徳を頂くことになります。信心する者には、必ず難儀を伴う徳というものがあります。徳と難儀があい戦う、徳が強いと難儀が退くのであります。 ですから怖い怖いという逃げ腰よりも何でもおかげにさせて頂こうと、毎日、さあ今日は元気にやらせて頂きましょう、という気持ちが大切なのです。そうすると、その難儀が災い転じて福となるのです。そしてお互いが頂く徳は、神様の徳でございまして、人間がこしらえたものではないのです。どうぞ神様によくお願いして、自分だけではなく、自分の周りの親しい人もおかげがこうむられるよう、そして、日本全体がおかげをこうむらせて頂けるよう、今月今日でご祈念させて頂くことが大切であります。


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